3月議会最終日 3月28日(金)

2月25日から始まった3月議会の最終日を迎えて、諸議案の採決が行われました。
終始予算案については基本的に財政健全化のやり方に疑問があり、一律の1/2カットなど、財政健全化による削減予算の確保の目的での機械的な削減で弱い立場の方々の福祉予算がことごとくカットされている点を問題視しています。最終日の反対討論を行いました。

委員長報告に反対の立場で討論します。
財政健全化については避けては通れない問題だと私自身も考えています。
しかし、そのやり方や優先順位の付け方、
関係団体への丁寧な説明責任を果たされて、この新年度予算を策定されたのでしょうか。
パブリックコメントに寄せられた市民の声をどう反映されたのか理解に苦しむところです。
12月議会の市長答弁では「今回の改革プランにおいて,そして障害者も含めた笠岡市民の基本的人権,安心・安全の生活には手をつけていないと思っております」といいながら、

3月議会の答弁では「福祉と教育は削減していないとは私は申し上げておりません。細心の注意を払って削減の案に盛り込んだというふうに表現したと思います。」と答弁されました。
そして、出された改善策が今回の予算です。
例えば、障害者就労奨励金ですが、事業の見直しにより1日200円を100円に減額しています。近隣で言えば井原市300円、里庄町220円、矢掛町200円です。当初の廃止案から1/2になったとはいえこれは無いでしょう。1日200円の障害を持たれた方の楽しみまで一律に1/2。福祉の心が無いと言われても仕方が無いでしょう。
敬老会についても、高齢者を敬う意味での行事を開催時期の暑さ、参加者が少ない、挙句の果ては担い手が高齢化しているなど、財政健全化のために止める理由となる、都合のいい声だけ聴いて全ての地域への助成を廃止する。でも、市長からのお祝いのメッセージには予算をつけて送る。
多くの市民の不満の声が市長には聞こえていないのかもしれません。本当に必要なものは何かを議論して、それを残すためにそれぞれがお互いを理解して残すために削るというやり方が本筋だったと思っています。
当分我慢してください、そして新年度の目玉の予算は臭気対策です。無償化の準備です。と言われても到底納得の出来る予算ではありません。
昨日、ネットニュースに「夕張ショック」再び?こんなに多い「財政破綻危機状態にある自治体」という見出しで、北海道の北見市が取り上げられていました。そして、道外ではということで全国3つの市町村の中に「笠岡市」の名前も挙げられていました。
その記事の最後に、今後引っ越しや地方への移住を考えている人は、居住先の自治体の財政状況もチェックしておいたほうがよさそうだ。と結ばれていました。
市民に周知することは必要ですが、ここまで大々的に「財政難」をPRする理由がいまだにわかりません。
このような新年度予算に賛成することは出来ません。
最後に、世の政治家は、
社会的に弱い立場の方々の立場に立って、
弱い立場の方々が少しでも生活が良くなる、
生きがいが持てる。そういう施策を進めることが基本です。
残念ながら、今回の予算からはそうは感じられません
また、ネットニュースで言われてる
夕張と比較されるような、財政的数値は全く現在の笠岡ではないわけです。
一体、なぜこんな状態でマスコミに出たのでしょう?
ただちに、ネットニュースに正確な現在のイエロー信号にもなってない笠岡の財政数字を示し、
正確に伝える手立てをする事を求めます。
以上で私の発言を終わります

 私一人ではなく全員で4人が反対の立場で討論を行いました。
私としては、委員会も含めて予算決算委員会でも色々と意見を述べさせていただきましたが、あまり議論はなく、言っただけの感がありましたが、最後まで市民の方々の声を率直に届けるスタンスで述べさせていただきました。

 基本的には、反対するだけでなく代案も提案するべきだとは思いますが、全体的にそんな雰囲気のないところで無責任に反対と言われる方もいらっしゃいますが、市民の方々声がこんなに上がっているのであれば今のところ私の取りうる方策の一つであると思っています。
 これで一年目の全ての議会を終了しましたが、次期2年目に向けて新たな気持ちで頑張っていきたいと思います。

 


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