9月議会一般質問を振り返る

議会関係

9月11日から代表質問5会派、12日個人質問3名、13日個人質問3名、17日個人實問3名。合計14名の議員が質問をされました。
現在の専らの話題は「財政難」「笠岡も夕張みたいになるの?」そして、市長は市内を「財政説明に日夜回る」賛否両論。「市民に何を求めているの?」「どうすればいいの?」悶々とする毎日です。

昨日、17日の個人質問で参政党の宮崎議員が「コロナワクチン」の定期接種のリスクについて質問した内容が斬新だった。あまり語られない現状を詳しく説明。全国でワクチン副反応による健康被害が増えており、予防接種健康被害救済制度による認定件数は8月22日現在で7970件に上っている。今日の厚生産業員会協議会の中でも、笠岡市でも2件1,701千円の予算についての説明があった。

市町村は国の指令で動いている感がある。予算的にも交付税等に頼った地方行政である。特に人の命に関わる問題については、国の都合の悪いことも情報公開を積極的にさせ、的確な情報を市民に伝えるのも私たち議員の役割だと再確認。正確な情報を伝え、市民一人ひとりが判断し、納得して選択できるような情報を伝えることが必要。

1. 奥野議員「財政問題」1
2. 薮田議員「防災」1
3. 妹尾議員「臭気」1
4. 斎藤議員「総合計画」1「財政問題」2「企業誘致」1「駅前再開発」1「笠岡ブランド」1「人口問題」1「脱CO2」1「市役所の建替え」1
5. 仁科議員「財政問題」3「公共施設総合計画」1「防災」2「土地利用」1「職員の育成」1
6. 真鍋議員「市長市議選挙」1「DX」1「ふるさと納税」1「人権」1「男女共同参画」1
7. 桑田議員「子育て支援」1「観光」1
8. 西山議員「小中との高校連携」1「小規模多機能自治」1
9. 伊木議員「財政問題」4「猛暑対策」1「臭気対策」2
10.加藤議員「認定こども園」1「小中一貫教育」1
11.守屋基範「地域防災」3「耕作放棄地対策」1「農村RMO」1
12.山下議員「人口減対策」2「有害鳥獣」1
13.宮崎議員「臭気対策」3「新型コロナワクチン」1
14.山本議員「産業振興」1「公共交通」1「デジタル通貨」2

ざっとの傾向ですが、やはり「財政問題」がトップ4人、続いて「防災関係」「臭気対策」3人と続きます。

「財政問題」8月20日に市議会全員協議会での市長の「財政難」についての報告の後に、マスコミでも大きく報道され、9月に入って市内全域で財政説明会を開催されています。

「防災」については、南海トラフ地震(巨大地震情報)発令により関連の質問が多かったようです。斎藤議員と仁科議員からは今の市役所の老朽化に伴う耐震の問題から建て替えの必要性を質問。財政難と言えども建て替えは急務と回答。伊木議員の猛暑対策の発展として、学校教育の中で野外のみならず屋内での体育授業が出来ない猛暑で体育館に空調の設置を要望、災害時には避難所にも指定されているのでその必要性を強調。

「臭気対策」については、バイオガス施設の稼働に伴い大量に出される「処理水」「液肥」の処理について9月本格稼働を歓迎する一面、その手続き、処理水の監視、液肥の処理の見込み等を指摘される質問でした。処理水排水の件については瀬戸内法により厳しくチェックされ、岡山県によって許可されており、地元漁協等の承諾書は必要ないようだが、地域・漁協等への説明責任はある。液肥等の処理についても今後も引き続き見守る必要がある。

最後に、仁科議員・真鍋議員から「役所の職員人事」関係の質問があった。特に仁科議員の「ゼネラリスト」と「スペシャリスト」についての質問があった。若い時はいろいろな部署を経験する中でその人の特性を見極めることが必要だと思う。入庁10年間ぐらい。3年程度で約3回の異動。それ以降は、事務方な仕事が向いている職員、チャレンジ型の職員、福祉向きや観光・活性化向きの地域へ出る職員等々。特殊な仕事は10年程度腰を据えなければ出来ない仕事が多い。そういう時にどうするか?異動する部署もその系統の部署を回すことで、国県や地域との人間関係が構築されスペシャリストとして能力が発揮されると考えます。駒動かしでは人は育たないし、能力を発揮できない。人事は一人ひとりの能力を上司の報告だけでなく、自分の目で見て判断することが必要。

今、「財政難」問題で、地域のみならず職員の中にも大きく仕事への制限がかけられているのではないかと感じる。金が無いから出来ない、しなくていいという。「財政難」をしない理由にする職員にならないようにお願いしたい。話を聞いても金が無いからどうせ断らなければならないので・・。というのではなく。お金で対応できないときは「ハート」でカバーするしかない。その人の立場に立ったものの考え方で自分なりに出来る方法を考えること。そして、金がないなら一緒にお金を探しに行く事。金が無くても出来る事にチャレンジすることによりまた見たことがない新しい世界が開ける。金が無いことをチャンスと捉えて、地域の方々と一緒に考える姿勢を持ってほしい。なかなかすべての課題がほいほいと解決できない。そういう時は、一緒に考える寄り添い型、伴奏型の支援に心がけたいものだと日々思ってる。

(私の私見で書いています。認識の違いやご意見がございましたらお気軽にお願いします。)

山陽新聞から

20240912山陽新聞朝刊備中版より転載
20240913山陽新聞朝刊備中版より転載
20240914山陽新聞朝刊備中版より転載
20240918山陽新聞朝刊備中版より転載

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