
2024年12月15日の山陽新聞朝刊に矢掛高校存続のための町の取り組みが紹介されていた。
2020年度から進める高校魅力化推進事業の一環で、今年度予算は1600万円。そのうち90万程度がネーミングライツ事業で町が井原鉄道に対してネーミングライツで命名権を取得し、「矢掛高校前」と駅名を変更する。通学の定期代補助の上限を2万円から8万円に増やすなどの支援策を打ち出している。

上記が県が打ち出している県立高校の再編整備基準。
矢掛町は過去に矢掛商業の高校再編により、矢掛高校に商業科を統合した経緯がある。
下記の記事を見ると、矢掛高校の定員割れから矢掛商業と矢掛高校の再編という流れのようです。
矢掛町の高校魅力化推進事業について↑
矢掛町には課長級の職員で高校魅力化の担当職員(市長部局)を配置し、町の方針として地元県立高校の存続についての全面的な支援を行っている。
真庭高校の高校魅力化事業
真庭高 再編計画より魅力化優先を 未来考える会、県に要請文提出へ:山陽新聞デジタル|さんデジ
真庭市の高校魅力化↑
真庭市は、高校魅力化の構想を構築し、令和6年度から真庭高校に専門職員を配置している。
高校再編の計画が打ち出されて、市内の各種団体も交えての「未来を考える会」を設立し、行政が地域の意見として「再編計画より魅力化優先」というメッセージと共に要請文を県へ提出している。
岡山:真庭の高校 魅力化へ基金 :地域ニュース : 読売新聞
↑真庭市は魅力化へこんな基金も創設している。
また、令和3年から3年の国のマイスターハイスクール事業で、すでに今後の魅力化に向けての方向性を出している。
笠岡市と笠岡工業の再編について
笠岡市における笠岡工業の再編整備計画アクションプランの策定を令和6年度末まで進める。
市議会から県への請願、商工会議所から県への要望書は提出されているが・・。
どなたかのブログに記載されていたのですが、笠岡商業と矢掛高校は同じ年(1902年)に開設されており、当初笠岡に旧制中学が設立される予定だったが、矢掛に旧制中学が設立され、笠岡には町立の笠岡商業学校が設立されたと記されていた。
笠岡高校 町立の女学校から
笠岡商業高校 町立の商業高等学校から 県立の商業高校 工業へ転換 商業高校と工業高校分離
今後の高等学校の再編は、笠岡工業のみでなく、商業高校、笠岡高校の在り方も考える中で協議していく必要があるように考える。
例えば、笠岡高校と笠岡商業の一体化、笠岡商業へ笠岡工業を移転する。隣接する笠岡高校と笠岡商業を一体化して、3つの科を併設するなど・・。
笠岡市においても、工業のみならず将来的な笠岡市の3高校の再編を視野に入れての、協議の体制づくりを進める必要があるのではなかと、今朝の矢掛高校の記事を見て考えた。(あくまで私見)
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